鎌倉に行ったのはかなり前のこと。本当なら、もうちょっと梅雨に入ってあじさいがいっぱい咲いている時が、鎌倉の、特にお寺の見ごろだと思うのだが、なんとなくこの時期に行ってみることにした。比較的近場なのだが、海の音を聞きながら食事をしたりお酒を飲みたいという希望のもと、江ノ島で食事なしの素泊まりできるホテルをみつけ、泊まりでいってみることにした。
まずは鎌倉から。先日テレビでやっていた、浄明寺の中にある「
石釜ガーデンテラス」でランチをすることにした。寺の下の駐車場にはまだスペースがある。11時過ぎ。まだそんなにまっていないであろうと寺の中に入る。鎌倉のお寺は、ほとんど見学、拝観が有料。ランチに行くだけでも、拝観料100円が必要である。
入っていくと、まずあるのが、
喜泉庵。ここでは、お庭を見ながら抹茶と干菓子がいただける。さらに奥に進むとガーデンテラスがある。
入り口付近にある花の飾り。他にもイングリッシュガーデンというだけあって、お花がたくさんだ。で、11時過ぎで既に列が(-_-;)。しかもおばさま達ばっか(-_-;)。でももう拝観料も払っちゃったしなので順番の紙に名前を書く。どれだけ時間がかかるんだろう・・・と思ったが、中は案外広く、お庭の席から順番にお客様を入れているようなので、20分ぐらい待ちで中に入ることが出来た。
いっぱいだったので、お庭側の席ではなかったが、まあ落ち着いた感じの席。
石釜というだけあって、パンがおいしい。左の丸いパンのほかに、2種類、計3種類のパンがつく。私が頼んだのが、鎌倉野菜と鎌倉ハム、冷菜のサラダ仕立ての一皿だ。(相変わらず待てができないので、ソーセージとか既にかじった後)この他に、ひよこまめのスープとコーヒーがつく。旦那はビーフシチュー。ハムがおいしいので、後2枚ぐらいついていればいいのに。値段的には観光地価格と思われちょと高め。
こちらが、庭側からみたテラス席。天気が良いなら絶対こっちのほうが良い。食後にガーデンを散策したが、ちょうどバラが終わってしまったころだし、紫陽花他の植物がこれからだしでちょっと寂しい感じだった。それにしても、いいお天気。
鎌倉近辺は、車で回るのは駐車場や人並みの関係で難しいと思ったので、今夜泊まる江ノ島まで一気に移動した後、江ノ電の1日乗車券の「のりおりくん」を購入し、江ノ電周辺を散策することにした。この時期、どこに行っても修学旅行や遠足の生徒がたくさんいる。一応定番の大仏のいる
高徳院にも行く。
小学生の修学旅行らしき集団が多い。集団といっても、最近の旅行は班単位で動くらしく、大体どの班も女の子が主導権をにぎっているような感じだ。そして、手には黄色い鳩サブレのお土産らしき袋と、木刀・・・(-_-;)。男子ってなんで木刀が好きなんだろうねなどと話しながら大仏様を拝観する。
大胆に、大仏様アップ(*ノノ)キャ。
長谷寺では、のりおりくんをみせると粗品をくれるとあったので、すかさず見せるとB5サイズのピンクのクリアファイルをくれた。長谷寺の紋章入り(-_-;)。時期によってはマグネットなんていうときもあったようだが、ちょっとしたお土産だ。
その後、鎌倉の隣の駅和田塚の脇にある「
無心庵」によることにした。線路のすぐ脇にあってとあるのだが・・・
改札は鎌倉駅側にあるのだが、反対側にも一応出るところがある。その後方の図なのだがどこだ( ̄▽ ̄= ̄▽ ̄)キョロキョロ 。
そして入り口らしきところを発見。踏み切りなどないので、じかに線路をまたぎ、店内に入ることになる。ここも、電車が止まるたびに、ちらほらとお客さんがやってくる。
たのんだものはクリームあんみつ。この甘さと、冷たさが疲れた身体にばっちりだ。量もちょうどいい。美味しい。
ここで元気が出たので、鶴岡八幡宮に向かう。お参りという目的の他に、3月の大風で折れてしまった銀杏の木がどうなっているのだろうというのもあった。前にみた、あの大きな銀杏の木が、折れるほどの風だったのだから、かなりの力でもぎ取られたのだろう。
これが綺麗の整えられ、根元から植え替えられていた。左にある絵馬のような看板に「がんばれ大イチョウ」という言葉と寄せ書きが書かれて建てられていた。
お参りの後、小町通をぶらぶらし、また江ノ電に乗って江ノ島に。ホテルにチェックインしてから、新江ノ島水族館の隣にある「
イル キャンティ ビーチェ」にて夕食。他のイタリアンに行こうかとも思ったが、ホテルからも近かったのでここにした。というか、いつも都内のキャンティに行っていて安心のお味だろうということで(; ̄ー ̄A アセアセ・・・。独自のシラスがたくさんのったピザを食べたが、案外さっぱりとしていておいしかった。
そして、今日も朝から日差しがまぶしすぎるぐらいの好天。江ノ島散策にはちょっときびしめだが、とりあえず定番の
新江ノ島水族館に行ってみることにした。
ここにも保育園やら幼稚園やら小学生やらの団体がいる。
イルカのショーのスペースにも、幼稚園らしき団体さんが。
水族館の説明は省略するとして、その中のお気に入りの一枚。
クラゲゾーンにいるアカクラゲ。クラゲ自体は刺されたりするがいやだが、ここの水族館のクラゲゾーンはなんか癒される感じでなかなか良い。
水族館の後は江ノ島に渡り、名物のシラス丼を食べる。いつも行列が出来ていて横目でチラッと見ながら通り過ぎるだけの
とびっちょというお店だが、今日はここでシラスを食べようと名前を書いて並んでいた。ちょうど、木とパラソルの陰になっていたベンチが空き、直射日光を避けることも出来たので、かなり待つ覚悟で並んでいた。途中であきらめてしまった人も結構いて、思ったより早く順番がまわってきた。生しらすを期待していたのだが、今日は水揚げがないとのことで、釜揚げのしらす丼を食べる。
卵は、生卵、生の黄身だけ、温泉卵を選べる。これに、青さの味噌汁付き。温泉卵にしてもらい、これも混ぜて食べる。結構大きな丼。サラダが付いているのだが、しらすの量もはんぱない。天然の塩だけで味をつけているとのことで、やさしいお味だ。かき揚げのしらす丼を食べている人がいたが、このしらすのかき揚げもかなりの大きさだった。もうかなり満足。
その後、江ノ島をぶらぶら散策していたのだが、日差しの強さと暑さと昨日の残った疲れでばてばてに。帰りに北鎌倉にもで寄ろうかなどと考えていたのだが、しらす丼もしっかり食べてかなりの満足度だったし、藤沢まわりで直帰したのであった。